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第13話 ~パパってかわいそう…~

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この日の土曜日は
正登も翔太も夕方頃には帰宅した。

とてもめずらしいことで
普段は土・日・休日も夜遅いことが多いのに
家族4人が日の暮れる前に家の中で揃っていた。

正登も翔太もこの日は悪天候のために
部活の練習を早く切り上げたのだった。

正登は帰宅してシャワーを浴びた後
めずらしくにこやかな表情をしながら
リビングにいた家族みんなに向かって
大きな声で提案をした。

「今日はみんなで夕食を外に食べに行くか!」

一瞬静まり返ったが
次に翔太の低い声が響いた。

「俺、焼き肉屋に行きたい!」

正登も嬉しそうに声をたからげて言った。

「それいいな~!よし決まった!!」

実は、この日の夕食のメニューは
加奈とかのこで考えてあったし
すでに2人で準備を進めていた。

2人は焼き芋を食べたいと意見が一致したから
雨の降る中を近所のスーパーに行って
甘そうに感じたさつまいもを選んで買い

土鍋を使ってほくほくの焼き芋を作って食べることを
とてもとても楽しみにしていた。

他にも色の濃いフレッシュな感じの
ブロッコリーやホウレンソウも手に入れて
ゆでてしたごしらえをしてあった。

かのこはゆでたてのブロッコリーを味見してみたら
独特な甘みと香りがおいしく感じて
夕食で食べるのを楽しみにしていた。

かのこは小さな声で加奈に言った。

「パパもお兄ちゃんもあんなこと言っているけどどうするの~?」
加奈も小声で眉をひそめながら答えた。

「仕方ないよね~。決まっちゃったんだもの。
久しぶりに焼き肉でも食べてみよっか。」

「ママは本当にそれでいいの~?
かのこは焼肉屋さんになんて行きたくないよ。」
小声だけど強い口調で加奈に伝えた。

しかし、加奈はまるでかのこを無視するようにして
外出する支度をするためにリビングから出ようとしていた。

次の瞬間かのこは淡々とした表情で

「どうしてかのことママには何も聞かないの?」
と、正登に向かって少し大きな声で聞いた。

「おまえらも行きたいんだろう~。
ママなんかもうすでに
外出する支度を始めようとしているじゃないか。
かのこもさっさと支度しろ~!」
正登は浮かれた気分のまま軽いノリで答えた。

「かのこは焼肉屋さんになんて行きたくないよ。
かのこの意見も少しは聞いてよ!」

そうかのこが言ったとたん
正登の表情は一変して鬼の形相に変わり
次の瞬間に手のひらでかのこの頭を強く叩いた。

「なになまいきなことを言っているんだよ。
だれの稼いだ金で飯を食わせてもらっていると思っているんだ!

全部俺のおかげなんだよ!!
パパが稼がなければおまえもママも
暮らしていけないんだよ。

そんなこと今さら言わせるんじゃねえよ!」
興奮して真っ赤な顔をしながら正登はさらに話を続けた。

「だから金をどうやって使うかは
いちいちおまえらに確認なんてする必要なんてないんだよ!
わかったらさっさと支度して車にでも乗っていろ!」

かのこは叩かれた頭がジンジンと痛いし
正登から感じる邪気でおなかは苦しいし
まったく心に響いてこない話の内容に悲しくなるし…

今にも号泣しそうだったけど
ぐっとこらえて目を伏せながら黙って歩きだし
自分の部屋の中に入った。

すぐにベッドに上がって
うずくまるようにして布団をかぶり
声をこもらせながら泣いた。

たくさんの涙が出て止まらなかったけど
泣いているうちに心の中でやさしい声が聞こえてきた。

「パパってかわいそう…。」

まるで天使の声のように聞こえたけれど
これはかのこ自身の魂から響いてきた声だと
すぐにかのこは感じてわかった。

「魂さんありがとう。」
思わずそう心の中でつぶやいたかのこは
急に心が落ち着いて体に感じた痛みや苦しみも癒え
ふ~っと体中の力が抜けて楽になった。

そのままベッドに横になり
軽く深呼吸をして目を閉じると
心の中でつぶやいた。

「パパはやっぱりかわいそう…。
ママやかのこの気持ちを考えようとすることができないし
仲良くしようという気持ちにもなれない。

自分のことを1番に考えてすぎていて
周りの人にやさしくできない…。

お金を稼ぐことがとても偉いことだと思っていて
いつもいろいろとママがパパにしてくれていることに対して
ありがとうも言えない。

とってもかわいそうなパパ…。」

かのこは正登に対して怒りをぶつけたわけでもなく
悪口や低いジャッジをしたわけでもない。

改善すべき点を見出しただけなので
とてもポジティブな受け止め方をしている。

また、‘かわいそう’と思う気持ちは
決してさげすんだネガティブな気持ちではなくて
慈しみである愛のポジティブな気持ちであるために
高い波動のポジティブなエネルギーを発する。

このようにしてかのこは
正登のしたことをポジティブに受け止め
大きな愛による
慈しみや許しの気持ちが湧きあがったことで

自らの波動を高めてネガティブなエネルギーを浄化し
いつものかのこのポジティブな波動に戻っていた。


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テーマ : 癒し・ヒーリング
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

くるみ あんず

Author:くるみ あんず
アセンションに向けて、前向きにスピリチュアルライフを歩んでいる主人公の長女「かのこ」とその母「加奈」を中心にした物語で、自作小説です。

作者のくるみ あんずは、実際にも4人の子どもを育てている父親です。我が子4人の中で、クリスタルチルドレンの色合いの濃い次女をモデルにしたのが主人公の「かのこ」です。

作者のもう1つのニックネームは‘タエヌ’と申します。ブログやホームページの運営も行っています。
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