スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第9話 ~かのこの父と兄~

☆応援ワンクリックのご協力をよろしくお願いします!
  ↓     ↓

人気ブログランキングへ


ベッドの横に置いてある
スヌーピーの時計に目を向けると
デジタルはちょうど5時30分と表示されていた。

いつもよりも早い時間だけれど
今日は土曜日で学校が休みのためもあって
気分がとても軽いから早起きすることにした。

部屋を出てリビングに行くと
キッチンからはお味噌汁の優しい香りが漂ってきた。

「ママ~おはよう!」
少し寝むそうだけど笑顔で挨拶したかのこに対して

「おはよう!今朝は早いのね~!」
と、加奈は優しく微笑んで答えた。

そこへ父の正登が起きてきて
キッチンの横にある
ダイニングのテーブルに黙って腰かけた。

「パパ~おはよう!」
かのこは加奈に挨拶したように
さわやかな声をかけた。

「あ~・・・。」
正登は眠そうな顔で
面倒くさそうにして目も合わさずに言った。

その瞬間、かのこは
正登が以前に話していた内容を思い出した。

「最近の子どもたちは挨拶もろくにできやしない。
俺は生徒指導主任をしているから
挨拶の指導を教師の中心になってやっているからたいへんだ!

たとえ俺から言葉に出して挨拶をしてやっても
目も合わさず、会釈もせずに挨拶を返すような
気持ちがこもっていないやつらが多い…

だから俺は模範を示すために
生徒に向かって‘おはようございます’って丁寧な言葉を使い
会釈してあいさつしてやっているんだ!」

あの時、かのこは「そんなものなのかな~」と感じて
軽い気持ちで聞き流したけれど
今朝の正登の挨拶をしている言葉や態度から

「家族の中でのパパの挨拶は
自分の思っている‘最近の子どもたち’と同じなのにな~…」
そう感じて少し残念に思った。

そのすぐ後に兄の翔太も起きてきた。
おもしろいことに、かのこの挨拶に対して
まったく同じ言葉で返し、同じ反応をしたのだ。

2人が起きてくると、
突然キッチンからは鼻を突く匂いがしてきた。

今朝は豚肉の生姜焼きのようで
生肉が焼ける匂いに
かのこは思わず顔をしかめて鼻をつまんだ。

今日は土曜日とはいっても
正登は部活の朝練習の指導、
翔太は午前中から陸上部の練習のため

いつもより少し時間は遅いけれど
2人とも学校に行くことを選択している。

かのこは2人の顔をのぞきこむようにして見たら
同じように眠そうな疲れた顔をしていて

テレビのニュースで流れている
芸能人薬物事件の報道を
うつろな目をして見ていた。

「ね~パパ~。パパっていつお仕事をお休みしたっけ?」
休みもなしで毎日学校で仕事をしているように感じたので
かのこは何げなく聞いてみた。

20秒ほどの沈黙の後
正登はぼそぼそと答えた。

「たしか2ヶ月くらい前に
39度の熱を出して寝込んだ時かな…」

「ねえ。どうしてパパはお休みの日でも
学校でお仕事するの?」

「かのこは休みでもパパは休みじゃないからだよ。」

「こんなに疲れて眠そうな顔をしているのに
どうしてパパは休まないの?」

「部活の顧問をやっているんだから当たり前なんだよ!
休みたくても休めないの!!」

淡々として話すかのことは違い
正登はだんだんと怒りのようなものがこみあげてきて
声も荒立ってきた。

かのこはこれ以上正登と話をすると
頭を叩かれたり怒鳴られたりしそうなので話をやめた。

ふと翔太にも同じ事を聞きたくなったので話してみると

「部活があるから学校に行くに決まっているだろ!
大会に出ていい記録を出したいからだよ!

それに練習に出ないといろいろと言われたり
怒られたりするんだよ!」

翔太は正登と同じようにイライラして答えた。

かのこは「ふ~ん。そうなんだ~。」と静かにうなずいた。

でも、心の中ではいろいろな思いが湧き上がっていた。

「こんなに疲れているんだったら、
たまには休めばいいのに…。」

「無理しすぎて自分の体さんを
あんまりいじめない方がいいのに…。」

「休みたいなら休みたいって言って休めばいいのに…。」

「部活って楽しいのかな~?
そんなに毎日やりたいものなのかな~??」

ダイニングルームに漂っている焼いた肉の匂いと、
正登と翔太から発されて感じる
ピリピリとかズンズンとかといった荒く低い波動を受けて
かのこは頭が痛くなって気分も悪くなってきた。

かのこは自分の部屋に戻り
窓をあけて深呼吸をして
そのあとベッドで横になり
軽く目を閉じて無の境地に入ることで
波動を整えていた。

かのこ自体は波動をポジティブに整えようとか
受けた邪気を浄化しようとかとは意識していないけれど

低い波動のエネルギーから離れ
深呼吸をしながら体内にはいりこんでしまった
ネガティブなエネルギーを排出して
ポジティブなエネルギーを取り入れ

瞑想状態になって心を落ち着けることで
自分の心と体を取り戻せることを感じていたので
結果的にこのような浄化方法&パワー入れを
日常的に実行しているのであった。


☆応援ワンクリックのご協力をよろしくお願いします!
 ↓    ↓

人気ブログランキングへ

☆くるみ あんずのもう1つのニックネーム‘タエヌ’のブログ
 ↓    ↓
「タエヌのスピリチュアル日記」







スポンサーサイト

テーマ : 癒し・ヒーリング
ジャンル : 心と身体

カテゴリ
プロフィール

くるみ あんず

Author:くるみ あんず
アセンションに向けて、前向きにスピリチュアルライフを歩んでいる主人公の長女「かのこ」とその母「加奈」を中心にした物語で、自作小説です。

作者のくるみ あんずは、実際にも4人の子どもを育てている父親です。我が子4人の中で、クリスタルチルドレンの色合いの濃い次女をモデルにしたのが主人公の「かのこ」です。

作者のもう1つのニックネームは‘タエヌ’と申します。ブログやホームページの運営も行っています。
  ↓  ↓
☆HP「アセンションスペースシューリエ」

☆ブログ「タエヌのスピリチュアル日記」

最新記事
アクセスカウンター
月別アーカイブ
ランキング
検索フォーム
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。