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アセンション物語 「かのこの現実」 あらすじ

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主人公「かのこ」は都内に住む小学3年生の女の子。父と母と兄との4人家族。父の正登は中学校の社会科教師をしていて、母の加奈はもともと中学校の事務職員をしていたが、かのこを出産て間もない頃に辞職して、今は専業主婦。兄の翔太は高校1年生で、いわゆる進学校に通っている。

かのこは、9歳になった誕生日の次の日から、母親から離れて自分の部屋のベッドで1人で寝るようになった。その日から毎日のように、まるで天国にいるような素敵な夢を見るようになった。

今、こうして生きている現実世界も、かのこにとってはそれほどネガティブに感じるような世界ではなくて、それなりに楽しい世界でもあったが、自分をうまく表現しきれず、時折不自由さや不可思議さも感じたり、なんとなく窮屈のような感じもしていた。

しかし、かのこにとっての夢の中の世界は、自分自身を自由に表現することができるし、自分のやりたい事とかやるべき事とかを、自分の意思に従って決めることができることなどから、とても居心地が良く、毎晩眠ることが楽しみになっていった。

実は、かのこが夢の中で体験している世界は高次元である4次元の現実世界。そこで体験した記憶をはっきりと抱きながら、並行して3次元の世の現実世界でも生きていくことになっていった。

3次元の現実世界の中で、これまでになにげなく感じていた日常生活の中の疑問やわだかまりは、夢の中の高次元の世界にはまったくなかった。夢を見始めた頃、かのこはそんな夢の世界は夢である空想の世界であると考えていたし、家族もそんな夢の話は軽く聞き流していた。

しかし、かのこは時が経つにつれて、夢の世界もかのこにとっては今の世界と同じように‘現実の世界’であると思うようになってきた。そこで、夢の世界で気づいたことや学んだことを、今の3次元の世界の実生活の中でも生かしていくようになっていった。

そんな中、父の正登は仕事に追われ、兄の翔太は勉強や部活動に明け暮れ、疲れ切った日々を送っていて、相変わらずの生活ぶりだったし、かのこの話には耳を傾けようとはしなかった。しかし、母の加奈はかのこの話の素晴らしさを徐々に感じるようになり、いつのまにか、かのこの夢の話を聞くのがとても楽しみになっていった。

加奈は、これまで信じてきた常識とか価値観とかが、かのこの話を聞いたり、かのこの言動を目の当たりにしたりていくうちに、徐々に変容していった。

そして、加奈のスピリチュアルな目覚めが徐々に進んでいき、かのこのもう1つの現実世界である高次元の世界のような意識へと近づいていくのである。そして、徐々に正登も翔太も、気づきを得ていくようになっていた。


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テーマ : 癒し・ヒーリング
ジャンル : 心と身体

第1話 ~夢の中の出来事~

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かのこは深く息を吸い込んだ。

とても素敵な香りとさわやかな空気が
体中にしみわたった。

あまりの心地良さに
何度も何度も繰り返し深呼吸をしてみた。
かのこは、とても幸せな気分になった。

ふと我に返ると
目を閉じていることに気づいた。

「私はいったいどこにいるのだろう・・・!?」

そう思ってゆっくり目をあけてみると
草花が咲き乱れる草原の中に立っていた。

「この心地良い香りはお花たちの香りだったのね~♪」

足元の小さな草花に目を向けると
美しくて純粋なコバルトブルーの輝きを放つ
かわいらしい草花と目が合った。

かのこは笑顔で「ありがとう!」って優しく言うと
この草花もかのこに向かって
軽く会釈をしてほほ笑んだ。

美しい歌声が聞こえるので耳を澄ましてみると
淡い色彩のほのかな光を放っている
さまざまな美しい色の花々が

そよ風になびきながら
左右にゆっくりと体を揺らして
優雅に踊りながら歌を歌っていた。

まるで天使の歌声のように
澄んだ優しいハーモニーが
草原全体から心地良く響き渡っていた。

かのこは天国にいるような感覚になった。
ずっとここにいたいと思った。

体はふわふわと軽く感じた。
心の中は幸せな気分で満ち溢れていた。

遠くに見える小高い場所に
深い緑色のかたまりが見えた。

よく見るとそこは
たくさんの木々が立ち並んでいる森だった。

木々の緑色は深く濃い色をしているのに
ぼんやりと透き通るようにも見えて
まわりはうっすらと白く輝いていた。

かのこはこの森の近くに行きたいと思った。
そして強く願うと同時に森の入口に立っていた。

森がいきなり近づいたのかと思ったけれど
自分が瞬間的に移動していたことがわかった。

この世界では強く願えば
すぐに願いが叶うことを思い出した。

次の瞬間、また目を閉じていることに気づいた。

ゆっくりと目をあけると
自分の部屋に置かれている
白い洋風のベットに寝ていた。

「そういえば、昨日買ってもらったベッドで
初めて寝たんだったけな~…」

両目を軽くこすりながらつぶやいた。

かのこは現在9歳。
東京在住で公立小学校に通う3年生の女の子。

今までは母親と一緒の部屋で
布団を並べて寝ていたけれど

昨晩は初めて1人でベッドに寝たことを
思い出して嬉しくなった。

「それにしても素敵な夢だったな~♪」

かのこはベッドに横たわったまま
深いため息をついた。

つい先ほどまで夢で見ていた夢を思い浮かべると
現実世界のようにリアルに感じて
不思議な感覚になっていた。


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第2話 ~いつもの朝食~

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かのこはしばらくの間、
夢の余韻を楽しんでベッドに寝たままでいた。

そこへ部屋の扉を軽くノックする音を感じたと同時に

「朝ご飯の支度ができたよ。そろそろ起きなさ~い…」と

母・加奈の優しい声がしたので、
布団から出てゆっくりと起きあがった。

「どうだった、1人で寝て寂しくなかった!?」

加奈は優しいまなざしを向けて
顔をのぞきこむようにして聞いてきた。

「眠るまではちょっと寂しい感じがしたけど、
今はとても気分がいいよ~♪」

かのこはほほ笑みを浮かべて答えた。

「よかったね~。これでまた少しお姉さんになったね!」

加奈もほほ笑みながら嬉しそうに言葉をかけると、
そっと部屋から出て行った。

かのこは9歳の誕生日を迎えた翌日、
母親から離れて1人で寝ることを決めた。
自立心が高まっていく中での大きな決断であった。

顔を洗ってダイニングルームの食卓に座ると、
いつものように加奈と2人分の食事が用意された。

かのこの父・正登は現在45歳。
中学校で社会科の教師をしている。

サッカー部の顧問もしているので
朝練習のために5時頃には家を出て
電車を使って約1時間かけて通勤している。

兄の翔太は進学校とされている高校に今春入学し、
やはり約1時間かけて通学している。

文武両道な学校としても知られている高校で
陸上部に所属していて毎朝練習があるために
正登と同じくらいの早い時間に家を出ている。

だから、朝、かのこが起きる頃には、
父も兄も家にいないことが普通であった。

加奈とかのこの2人で朝食をとるのが
日常的なことであった。

食卓にはいつも温かいご飯とお味噌汁が出されて
正登と翔太が食べ残したおかずも並べられている。

正登翔太も肉類が大好きなために、
毎朝のようにウィンナーやベーコンや豚や牛などの
肉の焼いたものをよく食べている。

朝、肉を食べると元気になるらしく、
肉を食べないと満腹にならないとも言っている。

おかずの肉の量が少ないと
正登や翔太が不機嫌になるために、
加奈はいつも多めに作るのである。

だからおかずが余ることも多いので、
かのこと加奈との朝食の食卓に並ぶことが
しばしばあった。

でも、実際は加奈もかのこも肉は苦手。

かのこにとっては変なにおいがするし、
べたべたして後味も悪いために、
朝から肉を食べるなんて嫌だと思っていた。

かのこはごはんとお味噌汁と
漬物やふりかけで十分だった。

しかし、加奈はかのこに対して
口癖のようによく言う言葉があった。

「せっかくのおかずを残したらもったいないでしょ!
お肉もしっかりと食べないと
栄養のバランスが悪くなるのよ!」

かのこはこれまでに何度も
食べたくないと言ってきたが

加奈には毎回のように
説得するようにして食べさせられてきた。

また、正登や翔太がいるときに
肉食を拒否するようなことを言うと、

時には頭や頬など叩かれて
強く叱られることもあったために、

今では、渋々言うことを聞いて
食べるようになっていた。


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第3話 ~集団登校~

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かのこの通う小学校では、
今年度に入ってから毎朝
地区ごとに児童が10~20人ほどの
集団で登校をするようになった。

集団で登校するに至った
学校の示す理由はいくつかあるようだが、

最も大きな理由は
不審者対策と交通安全のためとのことである。

昨年度までのかのこは
近くに住んでいる幼稚園の時から
ずっと同じクラスで仲良しだった
真美ちゃんと一緒に登校していた。

でも、地区が違うという理由から、
3年生になって集団登校をするようになると
一緒に登校することができなくなってしまった。

学校までの10分ほどの道のりを、
2年生までは真美ちゃんと一緒に歩くことで
とても短く感じていた。

学校に行ってからも同じクラスで一緒だったし、
休み時間もよく遊んでいた大の仲良しだった。

3年生になってクラス替えがあった時、
真美ちゃんは1組でかのこは3組になったので、
別々のクラスになってしまった。

クラスが分かれたことも寂しかったのに、
一緒に学校へ行くことも許してもらえなくなったので、
かのこは悲しくなって泣いたこともあった。

「学校では好きな友達と一緒にいにることや
好きな先生に教えてもらうことを、
どうして子どもが決めることができないのかな…?

そんなかのこに対して、
母の加奈はいつもこう言っていた。

「3年生になるとクラス替えがあるのは
いつものことだから仕方ないでしょ。

集団登校だって安全のためにと始めたことだから…
わがまま言ってないで我慢しなさい!」

ある時、かのこは
疑問に思っていることを聞いてみたことがあった。

「でも、かのこが1年生の時も2年生の時も、
学校へ行く時も帰る時も
お友達はだれも交通事故にあっていないし、

不審者を見かけたことも
だれかが危ないことをされたこともないんでしょ!?
それなのにどうして自由に登校できなの?

かのこも真美ちゃんも
ちゃんと交通安全してたのよ!」

加奈は当然のようにこう言った。

「もし交通事故が起きてからでは遅いでしょ!
もし不審者に危険なことをされてからでは遅いでしょ!

だから何も起きていないうちに安全にするために
集団登校したほうがいいに決まっているじゃない!

それに学校の先生が決めたことなんだから
良いことに決まっているじゃない!」

でも、かのこの心の中には
加奈の言葉は何一つ響いてこなかった。

「どうして仲良しの真美ちゃんと一緒に学校に通ったり
同じクラスで過ごしたりしたらいけないの?

何がわがままなの?
どうしてがまんしなくちゃいけないの?

どうしてママは私の思っていることを先生に言って、
真美ちゃんと学校へ一緒に行ったり
同じクラスで過ごしたりするように
変えようとさえしてくれないの?

集団登校をしているときに、
時々、先頭のお兄さんが
信号が変わる少し前に走って渡るから
何度も危ない思いをしたのに…

先生だって時々おかしなことを言ったり
おかしなこともすることがあったりするのに
なんで先生が言うことだから正しいってわかるの?」

かのこは、毎朝のようにこのようなことを考えていた。

「でも、ママに伝えたところで、
また同じことを言われて叱られるだけ…。」

そう心の中でつぶやいて
いつものように学校に向かうために今朝も家を出た。

かのこにとっての集団登校は、
苦痛がたくさんあった。

先頭を歩く6年生のお兄さんは
やたらと歩くのが早くて
みんな時々走って追いついていた。

かなこはのんびりとマイペースで歩きたいし
きれいな花を見つけたら立ち止まりたいし
空を見上げて雲の形を眺めたい時もある。

でも、集団登校はまるで軍隊の行列のように
一列棒状で歩くことが義務付けられていて

おしゃべりをしたり立ち止まったり
集団から離れたりしたら
お兄さんやお姉さんから怒られてしまう…。

かのこにとっては、
毎朝とても長い時間に感じる
大きな苦痛のひと時であった。


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第4話 ~かのこの学級担任~

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かのこにとっての小学校生活は
楽しいこともあるけれど

楽しくないときのほうが
ちょっとだけ多いような気がしていた。

でも、学校に行きたいと思うから
自分の意思で学校へ行くことを選択して
いつも学校に通っている。

もし、行きたくないと強く思えたら
病気やけがなどをしていなくて
体も心も健康で元気でも

登校しないことや
早退することを選択するつもりでいる。

かのこは加奈に
「学校は楽しい?」
と聞かれると

「うん、楽しいことはいっぱいあるよ!」
と答えている。

でも、もしも
「学校は楽しくない?」
と聞かれたら

「楽しくないこともいっぱいあるよ!」
と答えるつもりでいる。

かのこはとても正直で純粋な女の子。
嘘をついたりごまかしたりすることは
できないし、したこともない。


かのこの学級担任は
かのこの父・正登と同じ歳の男性。

厳しい教師として知られているが
かのこにとっては
いつも威張ってはいるけれど

本当は気の弱い
優しい先生であると感じている。

かのこの担任が初任教師だった頃に
校長から言われたことを忠実に守ってきた。

「教師は子どもの前では威厳をもっているべきだ
子どもになめられたら学級経営が成り立たなくなる

君は優しいから気を引き締めて
厳しい教師と思われるようにならなければいけない!」

こうして、教師のあるべき姿と思い込んでいる
理想の教師像を目指して年月を重ねて作り上げた姿が
今の彼の学校での教師の姿なのである。

ただ威張ってどなり散らしているだけの先生。

自分の意に反する子どもの意見には
耳をほとんど傾けっようともせず

まるで一国一城の主のように
教室内でトップの存在として君臨している。

子どもの頃に
自分がいじめられたことのある経験を生かして
教師としての愛情をめぐらせることはほとんどなく

気が弱くていじめられていた子どもの頃の自分ではなくて
威厳のある素晴らしい教師に成長したのだと思い込み
自画自賛しながらここまできた。

かのこはそんな担任の藤丸が好きだった。

でも、好きだとはいっても
それは藤丸の気の弱くて優しい本当の姿のこと。

藤丸が学校にいるときに演じている
仮の姿である担任としては好きではなかった。

「藤丸先生が、早く本当の藤丸先生に戻りますように!」

かのこは藤丸が醜くも感じるような
ネガティブな言動をとるたびに

心の中でそっとつぶやいて
優しいまなざしを藤丸に向けていた。


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第5話 ~かのこの学校生活~

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かのこは学級の中で
あまり目立たない女の子である。

休み時間には自由帳を出して
マンガのキャラクターや
大好きな魚などを思い浮かべては
お絵かきをして過ごすことがよくある。

気が向いた時には
クラスメイトと外で遊ぶことや会話を楽しむことも
はしゃぐようなこともあるが

マイペースなかのこは
自由にしていられる休み時間の中では

教師や周りの友達に合わせて
自分の意にそぐわないようなことを
嫌々選択するようなことはほとんどなかった。

だからかのこは学校生活の中で
休み時間が一番好きだった。

授業中は教師の方に顔を向けていないと
怒られたり周囲との不調和を生じたりするから
教師の方や黒板に顔を向けるようにしている。

でも、興味のない授業のときには
いつのまにか教師の話も姿も見えなくなり

メルヘンチックなイメージや
アニメの世界に入り込んでいたり
家に帰ってから何をして楽しもうかと考えたりしている。

学校ではたくさんの時間
担任教師と一緒に教室で過ごしていてのに

家に帰って学校のことを思い出そうとする時
休み時間で過ごしたことや
給食のメニューはすぐに浮かんできても

授業内容や担任教師の藤丸が話した内容も
すぐには思い出すことができない。

だから帰宅して母の加奈に
学校での様子を聞かれると

休み時間とか給食のメニューのことや
大好きな図工の時間のことはすぐに浮かんで
楽しく話すことができるけれど

それ以外のことを
自分から話しだすことはほとんどない。

それでも、具体的に加奈から質問を受ければ、
なんとなく思い出して話をしている。

算数や国語などの学習も
それなりにがんばってはいるので
テストはだいたいいつも70点くらいは取れている。

100点を取ったときには嬉しいけれど
点数が低いようなときにでも、
かのこはテストの点数はほとんど気にしていない。

クラスメイトとテストの点数を比較して
ネガティブになることもない。

これはテストばかりではなく
駆けっこなどの競争させられるているようなことや
教師から評価を受けるようなことも同じ。

かのこはかのこなのである。

学級委任とか何かの代表を選ぶ時とかになると
時々、気が向いた際には手を挙げて立候補をする。

でも、多数決で決めることになると
かのこは普段、とてもおとなしいからとか
消極的であるとかという理由から選ばれない事が多い。

けれど、選ばれなくてもがっかりすることはなく
「まあいいっか!」と思ってやり過ごしてしまう。


かのこは時々学校のことで疑問に思うことがある。

「どうしてこんなに長い時間
学校にいなくてはならないのだろう…?」

「どうして同じクラスになる友達も先生もやりたいお勉強も
自分で選ぶことができないのだろう?」

「お肉とか牛乳とかは食べたくないのに
どうして給食では毎日のように出てきて
残すと怒られるのだろう?

苦手な食べ物を
すごく無理してでも全部食べることが
どうしてそんなに偉いことなのだろう?」

「時々先生は、クラス全員が給食を残さずに食べれば
今日の宿題は出さないって言うけど、
宿題って自分のためにするお勉強じゃないの・・・?」


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第6話 ~ペールーシャとの再会~

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かのこにとっては
今日は1人で寝る2日目の夜。

なんだかとっても眠かったので
ベッドに入って横になると

ふかふかな雲の上にでも乗ったような心地良さに
まぶたをとじた瞬間に夢の世界に入っていた。

ふと気がついて目をあけると
かのこはあの愛しい草原に立っていて
お花たちはやっぱり歌を歌っていた。

この世界のみんなが「おかえり~!」と
笑顔で迎えてくれているように感じたから
かのこは元気よく「ただいま~!」と答えた。

かのこは急にペルーシャに会いたくなった。

ペルーシャは親友であることを覚えていたけれど
どんな姿をしていたのかが思い出せない。

かのこは心の中で
意識をペルーシャに向けて話しかけてみた。

「私の愛するペルーシャよ。
もし許されるなら、今、すぐに私の近くに来て!」

次の瞬間にペルーシャを感じると
ほほ笑んでいるかのこと同じくらいの歳の男の子が
目の前に立っていた。

二人はハグして再会したことをお互いに喜びあい
瞳を見つめ合いながら深い愛を確認し合った。


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第7話 ~生き物同士の関係~

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かのこは昨日に行った森の中へ
今日も入りたいと思った。

森へと意識を強く向けて願った瞬間に
ペルーシャと一緒に森の中にいた。

たくさんの木々が
楽しそうな雰囲気で立ち並んでいた。

木々もかのこもペルーシャも
自らが光を放っているから
森の中はとても明るかった。

大きな体の熊と目が合ったので
かのこは笑顔で挨拶をした。

熊も笑顔で
「アーヴィンの森へようこそ!」と言った。

この世界では
言葉を出して話をしなくても
心の中で思えば会話をすることができる。

伝えたい相手に意識を向けて心の中で思えば
自分の意思を伝えることができる。

つまり、いわゆるテレパシーによって
会話が成立するのです。

また、この世界では人間同士ばかりではなくて
草木や動物などと会話をすることができる。

魂のあるものすべてと会話ができるので
水とも会話をすることができる。

優しい熊と出会った後、
熊の近くで遊んでいた
小鹿や虎とも挨拶を交わした。

この世界では動物が他の動物と争うことはないし
もちろん動物同士を食べることなどあり得ない。
すべての生き物は魂の持つ愛に従って生きている。


かのこは街で
ステンシルとミーシェが呼んでいるのを感じた。

2人に会いたいとわくわくしたけど
ペルーシャと一緒に行きたいから
近くに置いてある乗り物に乗って行くことにした。

自分だけなら意識を向ければ
その場所に行くことができるけど

遠くへと2人が同時に移動する時には、
時と場所の認識が少しでもずれていると
違う時や場所に行ってしまう場合もあるために

同時に同じ場所に移動するときには
乗り物が便利なのである。

この世界では
乗り物は個人の所有物ではなくて

必要な時に必要な人が使えるように
いつも乗り物を置く場所には
すぐに乗れるように整備された乗り物が置いてある。

この世界のすべての生き物は
まるで家族であり親友であるように
無償の愛で結ばれた間柄なのである。

2人が乗れるのに十分な
小さなドーム型の乗り物があったから
それに乗ってステンシルとミーシェのもとに移動した。

この世界での移動の方法はいろいろとあるが
ゆっくりと景色を見ながら移動することもできるけれど
決めた移動先へと瞬間的に‘位置する’こともできる。

この時はかのこもペルーシャも
早く2人と会いたかったので
瞬間移動をすることにした。

次の瞬間に4人は街中で再会し
ハグし合って喜びあった。

4人はとても波動の合う
愛する仲間同士だった。

この世界では
波動の合う者同士が一緒に過ごすことがあっても

あまり気の合わないよな者同士が
多少なりとも不調和を生じてまでも
長い時間を共に過ごすというようなことはない。

波動の法則に従い
スムーズな関係の中で調和を保つことが普通なのである。

大きな愛の中で統一されて
家族や大親友のような間柄であっても

それなりに気の合う(波長の合う)人と
あまり気の合わない人とがいる。

ナチュラルな感覚に従って
波動の合う人同士が深くかかわり合うのは
ごく自然であり無理のない普通なことなのである。

だから人間関係がこじれることもなく
お互いにストレスを感じるようなこともない。
宇宙の真理に則って生きているのである。


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第8話 ~夢うつつ~

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4人は音楽が聴きたくなったので
コンサートホールへ行くことにした。

すぐに移動することはできるけれど
4人でいろいろと会話をしたいので
ゆっくりと歩いて向かった。

コンサートホールまでの道のりは
アスファルトやコンクリートでできているような
固い殺風景な道ではなくて

淡い虹色のパステルカラーで
高級ジュータンのようなふかふかした道を
すべるようにして歩いていた。

また、道には車やバイクのように
注意を払わなければならないような
危険なものはまったくなかった。

歩きながらかのこは
ふと自分の意識に気を向けてみると
胸がキューンとするような温かさを感じ
今の自分の幸せな気分を実感していた。

そして次の瞬間
かのこは我に返って考えた。

「なんで歩いているのに
まるで宙を浮いているように軽くて
まったく疲れないんだろう?」

「どうして電柱がないの?
壁もビルもマンションもない…?」

「どうしてこんなにきれいな色をしていて
排気ガスの匂いもなく
空気もさわやかで気持ちいいの?」

「すれ違う人はみんな幸せそうな人ばかり。

疲れた顔をしたりつらそうな顔をしたり
怖い目つきをしたり苦しそうにネクタイを締めていたり
悲しそうな顔をしたり忙しそうにしたり・・・

いつも街にあふれているそんな大人たちは
みんなどこに行ってしまったの…!?」

「ところで私は今どこにいるの?」

「どうして私はこんなに幸せを感じているの~・・・???」

気がつくとかのこはベッドの上に寝ていた。
なんだかわからなくなったので
しばらくボーっとして天井を見ていた。

やっと昨日の夢の続きを見ていたことに気づいたが
かのこにとって夢というよりは
とてもリアルで心地良い現実世界に感じていた。


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第9話 ~かのこの父と兄~

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ベッドの横に置いてある
スヌーピーの時計に目を向けると
デジタルはちょうど5時30分と表示されていた。

いつもよりも早い時間だけれど
今日は土曜日で学校が休みのためもあって
気分がとても軽いから早起きすることにした。

部屋を出てリビングに行くと
キッチンからはお味噌汁の優しい香りが漂ってきた。

「ママ~おはよう!」
少し寝むそうだけど笑顔で挨拶したかのこに対して

「おはよう!今朝は早いのね~!」
と、加奈は優しく微笑んで答えた。

そこへ父の正登が起きてきて
キッチンの横にある
ダイニングのテーブルに黙って腰かけた。

「パパ~おはよう!」
かのこは加奈に挨拶したように
さわやかな声をかけた。

「あ~・・・。」
正登は眠そうな顔で
面倒くさそうにして目も合わさずに言った。

その瞬間、かのこは
正登が以前に話していた内容を思い出した。

「最近の子どもたちは挨拶もろくにできやしない。
俺は生徒指導主任をしているから
挨拶の指導を教師の中心になってやっているからたいへんだ!

たとえ俺から言葉に出して挨拶をしてやっても
目も合わさず、会釈もせずに挨拶を返すような
気持ちがこもっていないやつらが多い…

だから俺は模範を示すために
生徒に向かって‘おはようございます’って丁寧な言葉を使い
会釈してあいさつしてやっているんだ!」

あの時、かのこは「そんなものなのかな~」と感じて
軽い気持ちで聞き流したけれど
今朝の正登の挨拶をしている言葉や態度から

「家族の中でのパパの挨拶は
自分の思っている‘最近の子どもたち’と同じなのにな~…」
そう感じて少し残念に思った。

そのすぐ後に兄の翔太も起きてきた。
おもしろいことに、かのこの挨拶に対して
まったく同じ言葉で返し、同じ反応をしたのだ。

2人が起きてくると、
突然キッチンからは鼻を突く匂いがしてきた。

今朝は豚肉の生姜焼きのようで
生肉が焼ける匂いに
かのこは思わず顔をしかめて鼻をつまんだ。

今日は土曜日とはいっても
正登は部活の朝練習の指導、
翔太は午前中から陸上部の練習のため

いつもより少し時間は遅いけれど
2人とも学校に行くことを選択している。

かのこは2人の顔をのぞきこむようにして見たら
同じように眠そうな疲れた顔をしていて

テレビのニュースで流れている
芸能人薬物事件の報道を
うつろな目をして見ていた。

「ね~パパ~。パパっていつお仕事をお休みしたっけ?」
休みもなしで毎日学校で仕事をしているように感じたので
かのこは何げなく聞いてみた。

20秒ほどの沈黙の後
正登はぼそぼそと答えた。

「たしか2ヶ月くらい前に
39度の熱を出して寝込んだ時かな…」

「ねえ。どうしてパパはお休みの日でも
学校でお仕事するの?」

「かのこは休みでもパパは休みじゃないからだよ。」

「こんなに疲れて眠そうな顔をしているのに
どうしてパパは休まないの?」

「部活の顧問をやっているんだから当たり前なんだよ!
休みたくても休めないの!!」

淡々として話すかのことは違い
正登はだんだんと怒りのようなものがこみあげてきて
声も荒立ってきた。

かのこはこれ以上正登と話をすると
頭を叩かれたり怒鳴られたりしそうなので話をやめた。

ふと翔太にも同じ事を聞きたくなったので話してみると

「部活があるから学校に行くに決まっているだろ!
大会に出ていい記録を出したいからだよ!

それに練習に出ないといろいろと言われたり
怒られたりするんだよ!」

翔太は正登と同じようにイライラして答えた。

かのこは「ふ~ん。そうなんだ~。」と静かにうなずいた。

でも、心の中ではいろいろな思いが湧き上がっていた。

「こんなに疲れているんだったら、
たまには休めばいいのに…。」

「無理しすぎて自分の体さんを
あんまりいじめない方がいいのに…。」

「休みたいなら休みたいって言って休めばいいのに…。」

「部活って楽しいのかな~?
そんなに毎日やりたいものなのかな~??」

ダイニングルームに漂っている焼いた肉の匂いと、
正登と翔太から発されて感じる
ピリピリとかズンズンとかといった荒く低い波動を受けて
かのこは頭が痛くなって気分も悪くなってきた。

かのこは自分の部屋に戻り
窓をあけて深呼吸をして
そのあとベッドで横になり
軽く目を閉じて無の境地に入ることで
波動を整えていた。

かのこ自体は波動をポジティブに整えようとか
受けた邪気を浄化しようとかとは意識していないけれど

低い波動のエネルギーから離れ
深呼吸をしながら体内にはいりこんでしまった
ネガティブなエネルギーを排出して
ポジティブなエネルギーを取り入れ

瞑想状態になって心を落ち着けることで
自分の心と体を取り戻せることを感じていたので
結果的にこのような浄化方法&パワー入れを
日常的に実行しているのであった。


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第10話 ~インフルエンザ予防接種~

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玄関の扉が閉まる音が聞こえたので、
かのこは部屋を出てダイニングに行くと
すでに2人は学校に行ったようで
加奈が椅子に座ってテレビを見ていた。

かのこの姿を見ると
朝の挨拶を交わすと同時に立ち上がり

ガスのスイッチを入れて
味噌汁を温めなおしながら
朝食を食卓に並べはじめた。

2人で朝食をとっていると
テレビでは今日も
インフルエンザについての報道が流れはじめた。

テレビの画面がコマーシャルに変わるとすぐに
加奈は思い出したように話をし始めた。

「近所の美世ちゃんのお母さんと昨日話をしたんだけど
美世ちゃんのお母さんは
インフルエンザのワクチンが危険かもしれないから
美世ちゃんには注射をしないことに決めているんだって。

でもね~…
ママは受けた方がいいと思っているよ。」

「どうして注射した方がいいの?」

素朴に疑問として感じたので
かのこは不思議そうに質問してみた。

「だって、もしもインフルエンザにかかって
かのこが苦しい思いをしたらたいへんじゃない!

もちろんママだって嫌だよ。
ワクチンを注射したから大丈夫だとはいえないけど

ワクチンを打った方が
インフルエンザにかかりにくいみたいだし
かかっても治るのも早いってテレビで言っているし

ママが子どもの時から
ワクチンを打つのは常識だって思ってきたから~…

今はワクチンが足りないから
すぐにかのこもママも注射するのは無理だけど
今度もし大丈夫になってら注射してもらおうね!」

目をらんらんと輝かせながら話をする加奈の顔を見ながら
やっぱり不思議そうな顔をしてかのこは話を聞いていた。。

そして、少し強い口調で
訴えるようにしてかのこは話し始めた。

「かのこはインフルエンザにかかっていないよ。

かのこは病気になんてならないように
毎日ちゃんとご飯を食べて夜は早く寝て
外から帰ってきたらうがいをしているから
きっと大丈夫だよ!

だから注射なんて必要ないよ。

それにお金だってたくさんかかるんでしょ!?
なんだかもったいないよ~。

美世ちゃんだって注射しないし
美世ちゃんのお母さんだって
かのこと同じ考えなんでしょ?」

加奈はすぐに答えた。

「確かに美世ちゃんのお母さんは
受けなくても大丈夫だって思っているけど

世の中の多くの人は
受けた方がいいって思っているんだよ。

ジージもバーバも心配してたじゃない。
早くワクチンの予防接種が受けられるといいねって…。」

かのこは自分が話したいと感じたことが
頭の中にたくさん湧きあがってくるのを感じた。

普段はそれほど話をしないかのこだが
このときはまるで学者が持論を述べるように
真剣な顔で話しをしはじめた。

「どうしてまだインフルエンザにかかっていないのに
そんなにインフルエンザのことを怖いと思うの?

怖いと思ってインフルエンザにかかったことを考えるから
インフルエンザのウィルスを呼んじゃって
インフルエンザにかかりやすくなるんじゃないの!?

この前のテレビで言ってたけど
ワクチンはまだまだ危険が
いっぱいあるかもしれないんだって~。

ママも一緒に見ていたからわかっているじゃない。

注射は痛いから嫌だよ。
それに…私の体に針で穴をあけるんだもの。
そしてウィルスを私の体の中に入れるんでしょ?

私はウィルスなんか
体の中にわざわざ傷つけて入れたくないもの。

美世ちゃんのお母さんは
まだ小さくて上手に話ができない
美世ちゃんの気持ちを感じて

美世ちゃんを一生懸命守っているから
体に穴をあけて傷つけたり
わざわざきれいな体にウィルスを入れたり
痛くて嫌な思いをさせたりしないようにするために

注射をしないって決めたんだと思うよ。

自分が注射したいって思っているんだったら
注射すればいいと思うし

注射が本当に効いて
インフルエンザにかからなくて済んだ人も
いるかもしれないから
必要な人もいるのかもしれないけど

でも美世ちゃんのように
自分でお話してちゃんと思っていることを
うまく言えないような人や
なんだかよくわからない人は

パパやママとかの大人が頼りなんだもの。

それに私のように思っていることをお話ししても
子どもだからって話をちゃんと聞いてもらえないで

やりたくないことを無理やりやらされたら
とっても悲しいことなのよ。

だってかのこの体はかのこのものなんだもの!

もちろんかのこもインフルエンザにかかるのは嫌だよ。
注射しないでインフルエンザにかかって
だから注射しておけばいいのにって言われるのも嫌だけど

‘今’は元気なんだよ。
‘今’はインフルエンザにかかっていないんだよ!

別にみんなが言っているからって
一緒にやったほうがいいというわけではないことだって
世の中にはたくさんあるんでしょ。

この前学校で藤丸先生が話してくれたけど
日本のみんなが戦争をしていた頃

戦争で人を殺したり殺されたりしていたことが
いけないことだ、たいへんなことだって
思わなくなっちゃった人がたくさんいたんだって…。

私はインフルエンザの注射は必要ないと思っているのよ!

テレビの人たちやジージやバーバとか
みんなの思っていることは抜きにして
ママはどう思っているの?

かのこの今お話ししたような
注射したくないっていう
そんなかのこの気持ちはどう考えるの!?」

いつもはほんわかしていて
自分の気持ちはストレートに言葉にして表現するけれど
あまり長々と話すことのないかのこが

真剣なまなざしをして
たくさんの言葉を使って話す様子と
奥深く感じる話の内容とに
加奈はとても驚いていた。

二人はしばらく沈黙したままでいたが
テレビからは繰り返すように
インフルエンザに関するニュースがまた流れはじめた。


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第11話 ~空想のようで現実世界の話~

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加奈ほどの驚きではなかったものの
かのこ自身も少し驚いていた。

かのこは話をしている最中に
自分の意識をしっかりと持ってはいたものの

言葉が次から次へと
自然とわき上がってあふれ出し
考える間もなく自然と話をしていたのである。

《*注1》まるで自分以外のだれかが
頭の中に話の内容のかたまりを入れて
その塊を頭の中で溶かして広げ

その広がった話の内容を
自分で確認しながら納得したことを
同時通訳をするように話をしていたような感覚であった。

話をしている自分が
自分であって自分ではないような
なんともいえない不思議な感覚でいた自分の状態を
かのこはこの沈黙の中で思い出していた。

しばらくして加奈は口を開いた。

「かのこの話はよくわかったよ。
ママももう少し考えてみるからね…。

とりあえず今はまだワクチンが足りないっていうから、
ワクチンが足りて受けられる状況になったら
もう1度お話ししようね…。」

かのこは小さくうなずいたが
わざわざ結論を先延ばしにしないで

「今」すぐにでも、もっときちんと話をして
決めてもいいのにな~と感じていた。

話をしている間は箸を止めていたために
また2人とも残りの朝食を食べ始めた。

《*注2》ふとかのこは
ここ2日間の夢の話をしたくなった。

「あのね。ママ~。」と話しかけて
それから夢でみた世界の話を
加奈に向けて詳しく話しをした。

かのこの話を聞きながら
加奈はいつものような空想の中の
メルヘンチックな世界の話のように感じながら

楽しそうに話をするかのこに合わせて
うなずいたり笑顔でかえしたりした。

「もしもそんな素敵な世界が
今の本当の世界だったらいいのにね~。」
話を聞き終わった加奈はほほ笑みながら言った。

その言葉を聞いたかのこは

「学校での昨日の出来事を思い出すよりも
はっきりと思い出すことができるのに…

両方とも本当の世界だと思うけどな~…。」
と、小さな声でつぶやいたけれど

加奈はすでにテレビの芸能情報に耳を傾けていたので
まったく聞こえていなかった。


《*注1》の解説
高次の存在とチャネリングをしている時や
インスピレーションを受けた際に
このような感覚になることがよくあります。

また、スピリチュアルカウンセリングをしている時には
かのこのように魂から湧き上がることや
守護霊様などの高次の存在から受けたインスピレーションを
同時通訳をするようにして話をすることもよくあります。

その際には自分自身の意識もはっきりとしているので
自分自身の意思や思考といった意識も合わせて
自己の責任もきちんと保った状態で話をする
いわゆる‘コンシャスチャネリング’の状態です。

《*注2》の解説
1話と~6~8話のかのこの夢の話や、
この先に出てくるすべての夢の世界の話も、
実際の高次元(4次元)の世界の話です。

眠っている間にかのこの魂が高次元の世界に帰っていて、
そこで体験していることを‘夢’として記憶しているのです。


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第12話 ~加奈のこと~

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かのこの母・加奈は現在39歳。
実家にいる父は商社マン。母は専業主婦。
兄2人姉2人で5人兄弟の中
末っ子の3女として育ってきた。

兄も姉も銀行員をしていて
両親も兄弟も現実主義であり
とても物質主義であった。

加奈は素直で正直な子として育った。
加奈は家族が大好きだったし
家族のことを深く信頼していた。

加奈も家族の影響をそのまま受けていて
みんなと同じ現実主義であり物質主義であり

世間の中の一般的な価値観を
そのまま素直に受け入れ

謙虚さは常に持ちつつも
明るく活発な女性として育ってきた。

加奈が正登と出会ったのは
高校を卒業した直後に勤務した中学校でのこと。

事務職員の初任として必死にがんばっていた加奈に
正登は先輩としてやさしく接しているうちに
相思相愛で結婚するに至ったのだった。

かのこの父・正登は
こてこてに真面目な社会科の教員。

目に見えぬものは信じようとはせず
心霊現象とかUFOの話など
ウソの話だとかバカげた空想だとかと思っていて

オカルト的に楽しんではいたものの
まったく信じてはいなかった。

また、宗教に対しては警戒心が強く
合掌している姿を見ただけでも
怪しいと思っていた。

自分は無宗教者であるとよく言っているし
神も仏もまやかしであるとも思っていた。

でもそのわりには
亡くなった両親のお墓参りに行くと
お墓の前で手を合わせていたし

初詣には必ず行って
ご拝殿では合掌して神様にお願い事をしていたし
おみくじをひいたりお守りを買ったりもしている。

結果的には仏教と神道の信仰をしているが
本人は宗教の信仰はしていないと思っている。

加奈は神様も仏様も
普通に信じて崇めていると自覚していた。

かといって深く興味があるわけでもなく
宗教団体に入ったこともなく
深く学ぼうとしたこともなかった。

テレビや雑誌でみる心霊現象やUFOの話は
怖かったので避けていた。

でも、宇宙人はいるような気がしていたし
お化けがいることも
ご先祖様に守られていることも信じていた。

かのこの兄・翔太は
正登と同じような考えであり
姿かたちも父の正登にそっくりだった。

小学生の低学年の頃から習い事を始め
中学入試に向けての受験勉強に励み
有名私立中学校に合格した。

高校も進学校に合格して通い
父も母もそんな息子を誇りに思っていた。

加奈は翔太の受験に向けて
翔太の幼い頃から
翔太の勉学が充実するためにと精一杯尽くしてきた。

その中で翔太のわがままをたくさん許し
気も遣いすぎてしまい
まるで召し使のようになることもあったために…

翔太との関係をストレートに表現すれば
まるで身の回りのお世話役とか便利屋とかといたような
いつしかまるでお手伝いさんのようになっていた。

また、これは正登とも
ほとんど同じような関係でもあった。

そんな家族の中で
マイペースでのんびり屋のかのこは
自分を保ちながら流れに逆らわず
無理のないペースで実生活を送っていた。

かのこは受験だとか習い事とか
テストの点数とか人と競うこととかには
ほとんど興味を示さなかった。

自分の感じていることもやりたいことも
すべてをストレートに表現している。
裏表などなくすべてが表である。

自分らしさを貫くために
時にはがんこ者になることもある。

でも調和を重んじるかのこは
人と争うようなことはしないように努めている。

加奈にとっては
そんなかのこと一緒にいる時が
もっとも自分自身が安らげる時間であったし
自分らしくいられる時間であると自覚していた。

かのこにいつも癒されていることも感じていて
かのこと話をしていると
いつも元気になっていく自分を知っていた。

「かのこは私に似ている…?」
そう何度も感じたことはあるが

今の自分自身の生活や価値観などの状況を
全般的にあらためて見つめなおしてみると
とてもかのこには似ているとは感じられない。

でも、加奈の本質である自分自身をみつめてみると
確かに似ている部分が多いことに気づいている。

「本当の私はかのこに似ている!?」

「でも本当の私ってな~に?」

「じゃあ今の私っていったいなんなの?」

加奈は最近、かのこと話をした後に
こんなことを時々思うようにもなってきている。


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第13話 ~パパってかわいそう…~

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この日の土曜日は
正登も翔太も夕方頃には帰宅した。

とてもめずらしいことで
普段は土・日・休日も夜遅いことが多いのに
家族4人が日の暮れる前に家の中で揃っていた。

正登も翔太もこの日は悪天候のために
部活の練習を早く切り上げたのだった。

正登は帰宅してシャワーを浴びた後
めずらしくにこやかな表情をしながら
リビングにいた家族みんなに向かって
大きな声で提案をした。

「今日はみんなで夕食を外に食べに行くか!」

一瞬静まり返ったが
次に翔太の低い声が響いた。

「俺、焼き肉屋に行きたい!」

正登も嬉しそうに声をたからげて言った。

「それいいな~!よし決まった!!」

実は、この日の夕食のメニューは
加奈とかのこで考えてあったし
すでに2人で準備を進めていた。

2人は焼き芋を食べたいと意見が一致したから
雨の降る中を近所のスーパーに行って
甘そうに感じたさつまいもを選んで買い

土鍋を使ってほくほくの焼き芋を作って食べることを
とてもとても楽しみにしていた。

他にも色の濃いフレッシュな感じの
ブロッコリーやホウレンソウも手に入れて
ゆでてしたごしらえをしてあった。

かのこはゆでたてのブロッコリーを味見してみたら
独特な甘みと香りがおいしく感じて
夕食で食べるのを楽しみにしていた。

かのこは小さな声で加奈に言った。

「パパもお兄ちゃんもあんなこと言っているけどどうするの~?」
加奈も小声で眉をひそめながら答えた。

「仕方ないよね~。決まっちゃったんだもの。
久しぶりに焼き肉でも食べてみよっか。」

「ママは本当にそれでいいの~?
かのこは焼肉屋さんになんて行きたくないよ。」
小声だけど強い口調で加奈に伝えた。

しかし、加奈はまるでかのこを無視するようにして
外出する支度をするためにリビングから出ようとしていた。

次の瞬間かのこは淡々とした表情で

「どうしてかのことママには何も聞かないの?」
と、正登に向かって少し大きな声で聞いた。

「おまえらも行きたいんだろう~。
ママなんかもうすでに
外出する支度を始めようとしているじゃないか。
かのこもさっさと支度しろ~!」
正登は浮かれた気分のまま軽いノリで答えた。

「かのこは焼肉屋さんになんて行きたくないよ。
かのこの意見も少しは聞いてよ!」

そうかのこが言ったとたん
正登の表情は一変して鬼の形相に変わり
次の瞬間に手のひらでかのこの頭を強く叩いた。

「なになまいきなことを言っているんだよ。
だれの稼いだ金で飯を食わせてもらっていると思っているんだ!

全部俺のおかげなんだよ!!
パパが稼がなければおまえもママも
暮らしていけないんだよ。

そんなこと今さら言わせるんじゃねえよ!」
興奮して真っ赤な顔をしながら正登はさらに話を続けた。

「だから金をどうやって使うかは
いちいちおまえらに確認なんてする必要なんてないんだよ!
わかったらさっさと支度して車にでも乗っていろ!」

かのこは叩かれた頭がジンジンと痛いし
正登から感じる邪気でおなかは苦しいし
まったく心に響いてこない話の内容に悲しくなるし…

今にも号泣しそうだったけど
ぐっとこらえて目を伏せながら黙って歩きだし
自分の部屋の中に入った。

すぐにベッドに上がって
うずくまるようにして布団をかぶり
声をこもらせながら泣いた。

たくさんの涙が出て止まらなかったけど
泣いているうちに心の中でやさしい声が聞こえてきた。

「パパってかわいそう…。」

まるで天使の声のように聞こえたけれど
これはかのこ自身の魂から響いてきた声だと
すぐにかのこは感じてわかった。

「魂さんありがとう。」
思わずそう心の中でつぶやいたかのこは
急に心が落ち着いて体に感じた痛みや苦しみも癒え
ふ~っと体中の力が抜けて楽になった。

そのままベッドに横になり
軽く深呼吸をして目を閉じると
心の中でつぶやいた。

「パパはやっぱりかわいそう…。
ママやかのこの気持ちを考えようとすることができないし
仲良くしようという気持ちにもなれない。

自分のことを1番に考えてすぎていて
周りの人にやさしくできない…。

お金を稼ぐことがとても偉いことだと思っていて
いつもいろいろとママがパパにしてくれていることに対して
ありがとうも言えない。

とってもかわいそうなパパ…。」

かのこは正登に対して怒りをぶつけたわけでもなく
悪口や低いジャッジをしたわけでもない。

改善すべき点を見出しただけなので
とてもポジティブな受け止め方をしている。

また、‘かわいそう’と思う気持ちは
決してさげすんだネガティブな気持ちではなくて
慈しみである愛のポジティブな気持ちであるために
高い波動のポジティブなエネルギーを発する。

このようにしてかのこは
正登のしたことをポジティブに受け止め
大きな愛による
慈しみや許しの気持ちが湧きあがったことで

自らの波動を高めてネガティブなエネルギーを浄化し
いつものかのこのポジティブな波動に戻っていた。


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第14話 ~家族で学び合ったこと~

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しばらく時間をおいて
外出する支度を済ませた加奈は
ノックをしてかのこの部屋の中に入った。

かのこは出かける準備を終えていて
大好きな魚の図鑑を見ていた。

加奈はかのこに対して
なんて話かけようかと迷っていると

「ママ~。焼肉屋さんのお子様セットについてくるおまけ
今日は何だろうね~?楽しみだな~!!」
かのこは笑顔で加奈に話しかけてきた。

「この前みたいに
お魚のシールだったらいいな~!」
さらに笑顔で話し続けたかのこを見て
加奈はホッと一息ついて安心した。

4人は車に乗って出発した。

運転は正登で助手席には翔太が座り
加奈とかのこは後部座席で
ペッたりと寄り添うようにして座っていた。

正登はかのこの様子が気になっていた。

もう30分ほど経つのに
あの時かのこの頭を叩いた手は
まだ少ししびれていて

ネガティブな感触がはっきりと残っていた。

かのこの悔しそうなやりきれない顔も
目に焼き付いて離れなかった。

車の中は5分ほど沈黙が続いていたが
業を煮やした正登は
かのこにそっと話しかけた。

「かのこは焼肉屋でもいいのか~?」

かのこはすぐに弾む声で答えた。

「うん。いいよ~。
だってお子様セットのおまけが楽しみなんだもん!」

それを聞いた正登はとても安心した。

「子どもって…女なんて…
そんなもんなんだな~。」

「嫌なことはすぐに忘れちゃうなんて
おもしろいやつらだな~」
と思って蔑んで捉えた。

「父親としての威厳を持つことは大事なんだな~」
とも思った。

しかし、真実はこうである。

実際に経験してきたことすべては
意識の中ではしっかりと記憶している。

たとえ表面的な意識では忘れたつもりでいても
潜在意識や魂はしっかりと記憶しているのである。

そして、自分のしたことすべては
カルマとして自分自身に必ず返ってくる。

正登はかのこにしてしまった
暴力や暴言などのネガティブな行為が
そのカルマとして返ってきたために

今まで心の中ではとても苦しんでいたのであった。

でも正登は
ネガティブな行いをしたと感じていたので
正登なりに反省していた。

もう暴力はやめようとも思った。

このように反省をして
改善しようと意識しただけで
カルマは昇華するのである。

しかし、かのこに対して、子どもに対して
さらに女性全般に対しても

先ほどのような蔑んだ意識を強めたことは
とてもネガティブな波動を生じてしまう。

人を見下すような蔑んだ意識は
愛とはまったく反対のものであり
とても低い意識である精神的なエゴなのである。

正登はこのように
暴力や暴言を反省することで魂を向上させ
精神的エゴを増やすことで魂を下げてしまったが

結果的に正登は
このようなとても貴重な学びをしたのだった。

かのこもこの出来事の中で学んでいた。

痛みや悲しみを感じたことで
生じてしまったネガティブな波動を

正登に対して許しや慈しみの気持ちを向けたことで
ポジティブに変換することができた。

そして、今の状況の中における楽しみを見出し
「今」を楽しむことを選択した。

また1つかのこの魂を向上させるための
とてもポジティブな学びになったのだった。

この様子を同じ場で共有していた翔太も学んだ。

翔太は正登の言い分もかのこの言い分も
それぞれ一理あると思った。

このように個を認める意識は
魂向上のための高い意識である。

しかしその直後、
どちらが正しいのか悪いのかと比較した。

結論はよくわからなかたが
かのこが生意気なことを言ったのが悪いという思いが強かった。
でも、なんだか悶々としたネガティブな気持ちになった。

本来、このように他者をジャッジすることは
直前に意識した‘個を認めること’とは相反することであり
あまり意識する必要のないことなのである。

そして加奈も…
たくさんのことを学んだのであった。


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第15話 ~加奈のこと その2~

加奈の父親は証券会社に勤務していて
朝早く出勤してから夜遅くまで家には帰らず
日曜日は接待でゴルフをすることが多かったために
ほとんど家にはいなかった。

たまに家にいるときは
だらだらと寝転がっているか
威張りちらしているかのどちらかの状態が多くて

身の回りの世話から家事全般にわたって
母親をこきつかうようにしていた。

男尊女卑の固定観念が強い父であったために
女房が常に従順で亭主に尽くすことは
当然の義務であると思っていた。

そんな父の前にいる時の母親を見ていて
あまりにもかわいそうに思えたから
加奈がかのこと同じような歳の頃に
母親に聞いたことがあった。

「どうしてお父さんに自分の言いたいことを言わないの?」

「いつも威張ってばかりいるお父さんのどこを愛しているの?」

「お母さんにだってやりたいことがあるんでしょう。
舞踊とか陶芸とかを習いたいって言ってたじゃない。
どうして自分の楽しみをやらないの?」

母親は淡々とした表情でこう答えた。

「女はこれでいいの。
女房となったら亭主に対して尽くすものなのよ。
女は男に対して逆らってはいけないものなの。

前に一度お父さんに
舞踊を習いたいって聞いたことがあったけれど…

‘おまえは俺の留守の間に家を守り
家事をこなして亭主の帰りを待ち
帰ってきた亭主に対して最善を尽くす。

ただそれだけでいいんだよ。

外に出て習い事などしたら
そのために家のことがおろそかになる。

疲れてしまったら
俺に対して十分に尽くせなくなる。

だから俺の女房である間は許さん。‘

そう言われたからしょうがないんだよ。
だから私はあきらめたんだよ。」

ちょっとうつむきながらも
淡々とした表情で加奈の母親は話をしてくれた。

この時、幼い加奈は不思議に思ったことを
今でもはっきりと覚えている。

そんな両親のもとで素直に育ってきた加奈は
母親から受けた大きな愛情とともに
母親の生き方までもいつのまにか受け入れていた。

加奈はそんな父親も母親も
とても愛していた。
(母親と同じように父親のことも愛そうと努めていた…)

世間の家族もだいたいこんな感じの状況が
普通であるだろうとも思っていた。

だから小学校5年生の頃までの加奈は
学校でも家庭でもわがままのようなことは言わず
控え目でおとなしくてまじめないい子でいた。

でも本当はやりたいことが心の中にあふれていて
ちょっとはじけちゃうような快活さも持ち合わせていた。

そんな加奈が6年生になったときの
学級担任の若い男の教師がとても好きになり

その教師と友達の前では
本当の加奈の姿を出せるようになっていた。

そしていつしか父親以外の家族の中では
自分らしく過ごせるようになってきてはいたが

父親の前では相変わらず母とともに
自分を出さずに従順でいた。

ある時、母親はそんな加奈をみていて
次のようなことを話したことがあった。

「加奈はお母さんと違って
自分をストレートに表現できる
勇気のある賢くて明るい子。

だからお母さんのような生き方を見習わないで
もっと楽しく自分らしく生きなさい!」

あの時の母親の言葉と優しい笑顔を
今でも時々思い出すことがあった。

そして加奈は
久しぶりにそんな両親のことや
自分の子どもの頃を思い出していて

焼肉屋へ向かう車の中では
ずっと無言のまま
自分自身の思い出の世界に入り込んでいた。

加奈が自分らしくいられたのは
結婚して間もない頃までだっただろうとも
自分自身の半生を振り返って感じた。

お付き合いしていた時の正登と
結婚して一緒に暮らすようになってからの正登は
別人とも思えるほど冷たく感じることが多くあった。

正登が自分の父親のように
男尊女卑的な固定観念を強く持ち

教師でありながらも
子どもたちを蔑むように捉えることが多々あることを

結婚して共同生活を始めるようになってから
加奈はあらためて知ったのである。

その中で加奈の選択してきたことは
自分の母親のように
自分を押し殺して従順になることによって
正登との間に不和を生じないようにすること。

夫婦間も家族の仲も
表面的に安泰にみえる状況を
作り上げることであった…。

ここまで思いをめぐらせたところで
ふと我に返った加奈は

自分の両親のように極端ではないにせよ
かのこから見た今の自分は

私が自分の両親に対して幼い頃に感じていたことと
同じようなことを感じているのだろうなあと思いハッとした。

家族4人の乗った車は焼肉屋に到着した。

加奈は小さなため息をついて車を降りようとすると
かのこが優しいまなざしで見つめてくれていることを感じた。

車を降りてから早足で店の入口へと向かう
正登と翔太からは距離をあけて
二人は手をつないでゆっくりと歩いていた。


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ジャンル : 心と身体

第16話 ~入浴~

焼肉屋でビールをたらふく飲んだ正登は
帰りの車の運転は加奈に任せて
帰宅してからすぐに寝てしまった。

疲れきっている翔太も
部屋に入ったまま出てこないので
そのまま寝てしまったようだった。

お風呂を沸かしたのに
どうやらだれも入らないようなので

加奈とかのこと2人で一緒に
何の気兼ねもせずに
ゆっくりとお風呂に入った。

焼肉屋で体についてしまった臭いは
2人とってはきつく感じたので、

よく洗ってよく温まって
またよく洗ってよく温まってと繰り返した。

2人ともずいぶんと汗もかいたが
今日のお風呂はいつも以上に心地良く感じた。

2人はこうしてゆっくりとお風呂に入って出た後
大きなコップにたっぷりの麦茶を入れて乾杯をして
風呂上がりの一杯を飲みほした。 

飲み干した後
とにかく気持ちよかったから
2人とも思わず顔を見合せながら笑い出していた。

「なんだかしらないけど楽しいね~!」
そう言ってしばらくの間笑い続けていた。

‘少しぬるめのお風呂にゆっくりつかるだけでも
人についてしまった邪気は浄化する。

体をよく洗ったり汗をかいたりすることも
肉体についてしまった邪気を除去するには
とても有効である。

水分を多くとるようにして
汗をかいたり排泄したりすることも効果的である。’

これは後になって
加奈がスピリチュアルなことに興味を持ち始めた時に

何冊ものスピリチュアルな関係の本を買い込んで
夢中になって読んでいた本の中に書かれていた一節である。

ふと時計を見てみると
あと10分で夜9時になることに気づいた。

かのこは「今日もあの夢を見ることができるのかな~♪」と
なんだか楽しみになったので

いつもよりも早く寝る準備を済ませて
加奈におやすみのあいさつをしたあと
かのこは部屋に入ってすぐにベッドに横たわった。

いろいろなことがあった1日だったけれど
こうして1日が終わった時点には
いつものような穏やかな波動に整えて
かのこは心地良い気分で眠りについた。

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第17話 ~続きの夢~

かのこは願った通りに
気がつくとあの素敵な夢の世界にいた。

親友たちと4人で音楽のコンサートに行ったり
街中を歩きながらいろいろなことを楽しんだりした。

この世界のかのこは
いくつもの楽器を演奏することができた。

音楽を学ぶための学校にも通っていて
この時は音のハーモニーについて学ぶために
かのこの学びたいマスターのセミナーに参加した。

親友のステンシルもミーシェもペルーシャも
音楽は好きだけれど

この時は違うことを学ぶために
別のマスターのセミナーを選択していた。

マスターから学びを得たあと
感謝しながら一礼した直後に

気がつくとかのこは
自分の部屋のベッドの上にいた。

眠りから覚めると同時に目がさえて
意識もはっきりしていた。

そして、しばらくの間ベッドで横たわったまま
夢の世界での経験を思い出して
喜びにひたっていた。

部屋から出てダイニングルームに行くと
いつものように加奈がいて

正登と翔太を送り出した後の
ゆったりとしたひとりの時間を楽しんでいた。

やはり日曜日ではあっても
正登も翔太も学校に行くことを選択している。

でも、そのために
かのこと加奈との2人だけの時間が
たっぷりと用意されているのであった。

2人は朝食を一緒に食べたあと
ココアを入れて飲もうとしていた。
ココアを作るのはいつもかのこの仕事である。

かのこは加奈に夢の話を早くしたくて
ムズムズしてわくわくしていたから
ココアを1口飲んですぐに夢の話をし始めた。

「ママ~。またあの素敵な夢の続きを見たよ~♪」
加奈は前回よりも興味ありげに
かのこの顔をしっかりと見て話を聞こうとしていた。

「この前の続きから始まって
ステンシルとミーシェとペルーシャと一緒に
コンサートに行ったんだよ。

バイオリンとかフルートみたいな楽器もあったけど
風の音や波の音のような美しい自然の音も
音楽の中に入っていて

その美しいハーモニーを聞いていると
とっても幸せな気分になれるんだよ~。」

かのこはさらに話を続けた。

「街の中や生活の様子もわかったよ~。
でも、かのこにとってはわかったというより
なんだか思いだしてきた…っていう感じで

とても素敵なことだったけど
あたりまえのことのようにも思えたんだ~。

かのこは話しているうちに
さらにわくわくしてきて目を輝かせて話し続けた。

「あとは学校にも行ったよ。
素敵な先生からたくさんの知りたいことを
楽しみながら教えてもらったよ~。

先生も素敵な人だったし
教えてもらったことすべてが心の中に入ってきたよ~。」

ちょっと興奮気味にかのこの口から繰り出される話しを
加奈も聞いているうちにわくわくしてきた。

しかし、かのこはたくさんの話をしたいのに
それをうまく整理して言葉で表現するのが
なんだかだんだん難しいように感じてきた。

だからここまで話したら
おもいきりわくわくした顔のまま
話が止まってしまったのだった。

そんな様子を感じた加奈は
詳しく聞きたいと思った話のいくつかを
かのこに対して質問してみようと思った。

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第18話 ~KALA(カラ)の世界~

「かのこが住んでいるのは日本の中の東京でしょう。
かのこの夢の世界にも場所の名前はあるの?」

加奈からの最初の質問に対して
かのこは少し首をかしげながら答えた。

「はっきりとはわからないけど
《*注1》‘カラ(KALA)’という
言葉というか音というか…

そんな響きを感じるから
夢の世界を‘カラ’って呼ぶことに今、決めたわ。」

「へ~。‘カラ’って言うんだ~。
じゃあママもこれからそう呼ぶね!」
かのこは嬉しそうな顔をしてうなずいた。

「カラの街にはどんなお店があるの?」
加奈は聞いた。

「カラの街にはお店はないよ。
お金もないから何も買わなくていいんだよ。」
かのこは当然のような顔をして答えた。

「お店がないしお金もいらないの~…??」
加奈は不思議そうに確認した。

「だって、ほしいものがあればみんなで分け合うから
そこにあるものはお金を払わなくても
使うときに必要な分を持っていっていいんだよ。

それに、もしそこになくても
必要な物は自分で作ることだってできるんだよ。

ジュースを飲みたいって強く願えば
すぐにジュースを目の前に出して
飲むことだってできるのよ~。素敵でしょ!

かのこが乗ったUFOみたいな乗り物も
誰かの物じゃなくてみんなで使うみんなの物なんだよ!」
かのこは弾むような声で答えた。

加奈はなんだかあまりにも現実離れしていると思ったから
この話はここでやめにして次の質問をした。

「かのこの友達の3人の子って
かのこと同じ歳の子たちなの?」

「歳はみんな違うけれど
意識レベルが同じくらいでとっても波動が合うんだよ!
それに魂が同じグループなんだ~。」

かのこは自分でも普段使わないような
‘意識レベル’とか‘波動’とか‘魂’とかという言葉を
自然と使っているのにちょっと驚いたが
加奈はもっと驚いた。

でも、あまりにも普通に話しているかのこを感じて
特にこのことには触れずに次の質問をした。

「‘カラ’の世界でかのこの通っている小学校では
かのこはやっぱり3年生なの?
1クラスに何人いるの?

担任の先生はどんな感じなの?
勉強している教科書は同じなの?」

加奈はかのこの‘カラ’の世界がいくら夢の中とはいえ
かのこの‘心の中でイメージしている世界’だから
学校の話ならばもっと現実っぽくなるだろうと思って聞いた。

「かのこが行った学校は小学校じゃないよ。
担任の先生もいないし
決められたクラスも教科書や時間割もないよ。

いろいろな歳の人がいて
子どもも大人も一緒にお勉強しているんだよ。

同じようなことをお勉強したいと思っている人が
歳は関係なく集まっているんだよ。」
かのこはさらに話を続けた。

「それに、たくさんの人が一緒にお勉強していても
ひとりひとりが自分のためのお勉強をしているんだよ。

自分がお勉強をしたいことを自分で選んで
自分が受けたい時に授業を受けられるんだよ。

先生だって自分で選べるし
授業を受けているときに
つまらないことも嫌なこともまったくなくて

すべてが心にしっかりと残って自分のためになる
素敵なことばかり教えてもらえるんだよ!

先生はマスターと呼ばれていて
意識レベルがはるかに高くて

みんなは深く尊敬している
愛のとても大きな方で

無限にも感じるような
たくさんの叡智を備えているんだよ~」

かのこは身を乗り出して楽しそうに話をしているけれど
加奈にはなんだかよくわからなくなってきた。

「年齢に関係なく
同じことを学びたい人が
先生や授業内容を選んで受けるって…

大学みたいな感じなのかな~。

‘たくさんの叡智’って
なんでそんな言葉をかのこが知っているんだろう…。
きっと何かのアニメで出てきたのかな~。」

加奈は心の中でこのように整理をして
自分自身の中で納得した。

かのこは夢中になって‘カラ’の世界の話をしている時
夢の中で‘カラ’の世界にいる時のかのこと
今、ここにいるかのことの2人が重なっていることを感じた。

だから、普段使わないような言葉が出ているような時は
‘カラ’の世界のかのこの意識が強く出てきて表現していた。

かのこにとってはどちらのかのこも
同じ自分であると感じてはいるが

こんなふうに2人のかのこをはっきりと感じるようになったのは
‘カラ’の世界の夢を見るようになった
ほんの3,4日前から始まったことだから

この時点でのかのこにとっては
やっぱり自分でも不思議な感覚になっていた。

《*注1》‘KALA’とはアストラル界のマントラです。これは大海原の波の音を表していて、色はローズ(ばら色)またはピンクです。この音は情緒体にバランスと調和をもたらす効果があります。情緒的にストレスを感じていて感情のコントロールが難しい時に、このマントラは各々の情緒に応じて効果的に働きます。泣きたくなったり、幸せに感じたりすることがありますが、そのどちらも情緒を安定させることに役立つのです。ばら色か桃色をイメージしながら「カラ」のマントラをとてもゆっくりと、何度か繰り返して唱えてみて下さい。(「私はアセンションした惑星から来た」 オムネク・オネク著 徳間書店 参照)

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第19話 ~ゆかりのわくわく~

かのこと加奈は‘カラ’の世界の話を
それなりに楽しんでいたけれど

そんなに長い時間話していたわけではないのに
《*注1》急に眠くなってきた。

「ちょっとお散歩でもしよっか!」
加奈はかのこに伝えると笑顔でうなずいた。

よく2人で散歩するコースの中にある
近所の公園の前を通りかかると
公園で美世が遊んでいるのが見えた。

美世は2歳になったばかりの
近所に住んでいる女の子。

かのこにはよくなついていたし
かのこも妹のようにかわいがっていた。

かのこは美世に向かって
名前を呼びながら駆け寄ると
美世は全身で喜びを表現して迎えた。

2人が楽しそうに遊びだしたので
美世の母であるゆかりと加奈は
ベンチに座って話し始めた。

少し世間話をした後
「そういえばかのこは最近おもしろい夢を毎日見ていて…」
と、加奈はかのこから聞いた‘カラ’の世界の話を
ゆかりに対してなんとなく話し始めた。

ゆかりは加奈の話に対して
なんだかとても驚いたような顔をしながら
目を丸くして興味津津な感じで聞き入っていた。

そんな様子を感じたので
加奈はさらに話を続けていくと

「それで…?」「あとは…?」「他には…?」
と、ゆかりは加奈の記憶から
一部始終を絞り出して話を聞こうという感じで
詳細を話すように促していた。

一通り加奈の話が終わると
ゆかりは興奮している心を落ち着かせるようにして
静かに話し始めた。

「加奈さんには前に少し話したと思うけど
私は最近スピリチュアルな事が書かれている本を
夢中になってたくさん読んでいて…

たぶんもう30冊くらいは読んだかな~。

その中の何冊かに‘アセンション’の話が書かれているんだけど
加奈さんは‘アセンション’って何のことだか知ってる~?」

加奈よりもゆかりは10歳くらい年下だけど
2人は気が合うために
近所で会うたびによく話をしていて仲が良かった。

「うん~ん~…初めて聞いたよ。」
加奈は首を振りながら答えた。

「簡単に説明するとね
アセンションっていうのは
‘次元が上昇する’っていう意味なんだけど

今の地球は3次元の世界で
2012年の12月末頃になると
その地球の次元が4次元そして5次元へと
上昇する予定なんだって~。」

だんだん早口になりながら
かのこが‘カラ’の世界のことを話すような感じで
ゆかりは夢中になって話し始めた。

「3次元の世の中は
今、私たちが住んでいる地球のことだから
こんな感じだと想像できるかと思うけど

4次元とか5次元とかといった高次元の世の中って
私たちが天国とか理想のおとぎの国とかって思っているような

大きな愛と平和と自由の中にある
夢のような世界なんだって。」

だんだんとゆかりの話し声は大きくなってきた。

「その高次元の世界について書かれている本の内容と
かのこちゃんの話の内容とが
信じられないくらいに一致しているのよ!!」

普段はとても落ち着いた知的な感じで
おっとりとした雰囲気のゆかりが

この時は両手にこぶしを作り息を荒げながら
肘を曲げ加奈に向かってガッツポーズをしながら話していた。

その様子を見た加奈は
思わず大笑いをして

「まあまあゆかりさん。
落ち着いて落ち着いて…」と言うと

我に返ったゆかりは顔を赤らめて
体の力を抜きながら
軽く深呼吸をしながらほほ笑んだ。

ふと目を前に向けると
かのこと美世が歩いて近づいてきていた。

いつものおやつの時間になったから
美世はおなかがすいてきたようだった。

本当はもっといろいろと話したかったけれど
ゆかりはすぐにあきらめたようで

いつもの落ち着いた雰囲気に戻って
静かに加奈へ伝えた。

「あとで私の読んだ本を
ご自宅まで何冊か持って行きたいんだけど
もし気が向いたら読んでみて~。」

加奈はなんだかおもしろそうに感じたので
「ありがとう。うちで待っているね♪よろしくね!」
と笑顔で答えた。

ゆかりはルンルン気分で
美世と手をつないで家へと帰っていった。

加奈とかのこは公園をあとにして
いつもの散歩コースを歩きだした。

加奈はふと先ほどゆかりのとった
あのガッツポーズが浮かんできて
思いだし笑いをして吹き出してしまった。

「どうしたの~ママ~!?」
かのこはほほ笑みながら
顔を覗き込むようにして聞いた。

加奈は公園で‘カラ’の世界のことをゆかりに話したことや
ガッツポーズのことを伝えた。

加奈もかのこも
なんでそこまでゆかりが興奮したのかが
あまりよくわからなかった。

でも、ゆかりにとっては
スピリチュアルな話ができる人が周囲にいなかったのに
仲の良い加奈と話ができるようになりそうなことや

クリスタルチルドレンとかレインボーチルドレンかな…
とゆかりが感じていたかのこが
やっぱりすごくスピリチュアルな子だったことを実感して

さらに、今の世の情報の中では
何も知らないはずのかのこが

あまりにも本の内容と一致している高次元の世の体験を
スピリチュアルな世界である夢の中でしていて
しかもすべて記憶しているなんて…

それらを知ったゆかりは
天に登るような気分になるほど
嬉しくてわくわくしていたのだった。

《注1の解説》
自分の持つ波動よりも高い波動の場所に長い時間いたり、そのような人や物に多くかかわったりしていると、高い波動に接することで癒しや浄化が生じたり、とても心地良い気分になったりすることがあります。そのために、究極のリラックス状態である‘眠ること’を選択したくなることがあり、眠気が生じることがあります。今回のように、高次元の話をしているだけでも波動は高まって眠くなる場合がありますし、高い波動を放つ本やブログを読んでいる時に、急に眠くなるような場合があるのは、そのためでもあります。

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プロフィール

Author:くるみ あんず
アセンションに向けて、前向きにスピリチュアルライフを歩んでいる主人公の長女「かのこ」とその母「加奈」を中心にした物語で、自作小説です。

作者のくるみ あんずは、実際にも4人の子どもを育てている父親です。我が子4人の中で、クリスタルチルドレンの色合いの濃い次女をモデルにしたのが主人公の「かのこ」です。

作者のもう1つのニックネームは‘タエヌ’と申します。ブログやホームページの運営も行っています。
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